こんにちは!
うちの子もアンパンマンが大好きで、毎日「アンパンマ〜ン!」って叫んでいたのですが、ふと、
「作者のやなせたかしさんって、いつアンパンマンを作ったんだろう?」
やなせさんが何歳の時にアンパンマンが誕生したのか気になりませんか?
また、「なんでパンのヒーローなんだろう?」って疑問に思ったんです。
調べてみたら、やなせたかしさんがアンパンマンを作った理由が感動的なお話で…!
子どもにはまだ難しいけど、ママ友同士でちょっと語り合いたくなっちゃったから、やなせたかしさんとアンパンマンの歴史を記事にしてみました♪
やなせたかしはアンパンマンをいつ作った?
アンパンマンが最初に世に出たのは、1973年なんですって!
最初はいわゆる絵本ではなく、フレーベル館の幼児向け月刊誌『月刊キンダーおはなしえほん』に掲載された一編の童話として登場。
その時のタイトルは、ひらがな表記の『あんぱんまん』だったんです。
私たちが知っているアニメが始まったのは、ずっと後の1988年だから、「あれ?もっと前からあったんだ!」って驚く人も多いですよね!
私はアンパンマンは、アニメ化されてから爆発的に人気が出たから、アニメ開始がアンパンマンの始まりだと思っていたので驚きでした。

やなせたかしがアンパンマンを作ったのは何歳のとき?
最初に『あんぱんまん』を発表した1973年、やなせたかしさんはなんと54歳だったんですって!
やなせたかしさん、遅咲きだ。
一般的に言えばもうベテランの域だけど、この時点でアンパンマンはそこまで大ヒットしたわけじゃなかったんですよね。
そして、私たちがお馴染みのテレビアニメ『それいけ!アンパンマン』が始まったのは1988年。
この時、やなせさんは69歳!
今の時代だと「定年」とか言われる年齢で、国民的な大ヒット作を生み出したなんて、本当にすごいことですよね…!
私もまだまだ頑張らなきゃって思いました。
ちなみに、アンパンマンが大ブレイクする前のやなせさんは、売れない漫画家・作家の時代が長かったそう。
実は作詞家として、みんなが知ってるあの名曲「手のひらを太陽に」を生み出した人だったんです!
絶対保育園とか幼稚園で歌いますよね!
やなせたかしさんらしい、歌詞だな~って思いました。
やなせたかしがアンパンマンを作った理由は?
ここが一番感動するところ!
なぜ「自分の顔を食べさせる」という、ちょっと変わったヒーローが生まれたのか!!
それには、やなせさんの戦争体験が深く関わっていたんです…

やなせさんは、太平洋戦争を経験していて、その時の「飢え(ひもじさ)」が、アンパンマン誕生の根っこにあるそうです。
「究極の正義とは、お腹をすかせた人に食べ物を与えること」
やなせさんは、戦争中に「人間は飢えてくると、人を裏切ってでも食べようとする。正義なんてあっという間に覆る」という現実を目の当たりにしたそうです…
だからこそ、「どんな時でも、お腹をすかせた人を助ける」ことが絶対的な正義だと考えたのですね。
そして、「本当に困っている人を助けるヒーロー」
当時のヒーローは、派手な格好で悪者をやっつけるのが主流だったけど、やなせさんは「お腹をすかせた人に、その正義の力で何かしてあげられたんだろうか?」と疑問に思ったそうです。
確かに…
悪者やっつけるなら、食べ物くれよってお腹すいてたらなるかも…
困っている人の本当に困っていることを助けることがヒーローなんですね。
アンパンマンは、自分の顔(=命の一部)を分け与えることで、力が弱くなってしまうよね。
やなせさんは、
「本当の正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そのために必ず自分も深く傷つくものです」
という言葉を残しています。
誰かを助けるには、自分も傷つく覚悟が必要だという信念が、アンパンマンの行動に表れているんですね。
だからアンパンマンは、ばいきんまんをただやっつけるだけじゃなくて、「困っている人を見たら、自分の全てを差し出してでも助ける」という、究極の優しさを持つヒーローなんです。
やなせたかしとアンパンマンの歴史まとめ
最後にやなせたかしさんとアンパンマンの歴史をまとめてみました。
やなせさんの人生は、アンパンマンが花開くまで本当に粘り強く、挑戦し続けた歴史になります。
【1940年代(20代)】
第二次世界大戦を経験(飢えや正義について考える)
【1961年(42歳)】
「手のひらを太陽に」を作詞
【1973年(54歳)】
絵本『あんぱんまん』を初めて発表
【1970年代後半(50代後半)】
「顔を食べさせるなんて残酷」など、大人からの厳しい批判も受ける
【1988年(69歳)】
テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』放送開始(国民的人気へ)
【2013年(94歳)】
逝去
以上です。
いかがでしたか?
「自分の顔をあげる」なんて、子どもからすると「なんで?」って不思議に思う行動だけど、その背景には、やなせさんの
- 「本当の優しさとは何か」
- 「生きる上で一番大切なことは何か」
という熱いメッセージが詰まっていたんですね!
子どもと一緒にアニメを見るとき、そんな深い意味を知っていると、また違った感動があるかもしれませんね。

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